「多くのことを覚えようとするよりもまず、いかに少なく、効率よく覚えるかを大事にしよう!」
こんな方におすすめ
- 覚える単語が多すぎて苦しんでいる
- 暗記の効率的な方法が知りたい
- そもそも覚えるのが苦手
この記事を読み終わる5分後には、頭の中がすっきりして、少し前向きになれます!
※『いつでも引き出す記憶術(並木秀陸)』から得た情報を、英語学習者向けに再編したものです。
「憶える前」の心構え
いきなり結論!
『こじつける』ことこそが、効率的な憶え方の最大のポイント!
「憶えなきゃ…」というプレッシャーに負けそうになったとき、あなたはどうしますか?
まず大切なのは、「憶えなきゃ」というプレッシャーから解放されることです。
考え方をこう変えよう
単語を○○までに憶えないといけない
→どうすれば憶える量を減らせるかな、楽ができるかな
怠け者の考え方に感じますよね。笑
でも、実は、試験に合格した人たちも全て憶えたわけではないのが真実です。
そして、楽に憶えている人たちがしているのが、自分がすでに持っている知識や経験をいかすというテクニックです。
では、どうやって自分がすでに持っている知識や経験をいかせばよいのでしょうか。
「憶える」ための習慣
効果的に『憶える』ためには、こんな習慣が大切!いくつ当てはまっていますか?
いくつ当てはまる?
○興味やときめきを見つけている
○定期的にアウトプットしている
○「見る」「聞く」「話す」を上手く使えている
3つすべて当てはまった人は、この章は読み飛ばして大丈夫です♪笑
詳しく解説してきます。
まず、興味やときめきです。
みなさん、めちゃくちゃ日本語の上手な外国人をテレビなどで見たことはありませんか?
彼らは「日本のアニメが好き!」「伝統的な文化が好き!」という、はっきりとした『興味』をもっています。
その『興味』を入口にして、関連する単語を覚えたり表現を覚えたりするからこそ、憶えるスピードが格段に上がります。
ポイント❶
次に、アウトプットの大切さです。
せっかく憶えても、頭の中だけにしまっていると、脳が「これはいらない情報ダ」と勝手に判断。捨ててしまいます。
これが、いわゆる『忘れる』ということ。
せっかく憶えた単語や文法は、必ずアウトプットする。使ってみることが大切です。
ポイント❷
最後に、「見る」「聞く」「話す」の上手な使い方です。
これは少し複雑なので、簡単に「見る」の説明だけすると、
類似性(似ているところ)
相違点(ちがっているところ)
因果関係(何がなぜどうなったのか)
この3つを上手に「見る」ことができると憶える力が伸びます。
↓詳しくは、こちらの記事で↓
でも、実は『憶える』だけではあまり意味がありません。それは、どういうことでしょうか。
「憶える」よりも思い出す
当たり前ですが、憶えたことは、思い出せなかったら意味がありません。
そこで、圧倒的な効果を出すのが『感情とセット』で思い出すテクニック!とっびきりの刺激を脳に与えることがポイントです。
憶えたときの感情、喜怒哀楽を、一緒にメモで残しておくと、脳がギュインと音を立てて動きます。
思い出したいときに、感情も一緒に思い出すことで、スムーズに思い出せるように。
さて、いよいよ最後に『こじつけ』方について説明していきます。
「憶える」よりこじつける
『こじつける』力が強い人ほど、記憶が上手な人。さて、こじつけ方を学んでみましょう。
こじつけ方
❶自分が興味のあるものを思い浮かべる。
❷思い浮かべたものと、自分が憶えたいことを関係づける。
❸その二つをセットで憶える。
具体例で考えてみましょう。
・興味=ドラゴンボール
・憶えたいこと=『nonstandard(規格外)』
まず、❶自分の興味があるものを思い浮かべます。
例えば、主人公の悟空は、負ける度に強く強く成長します。
そのうち、悟空の実力は、『規格外』のレベルに。
悟空は、規格外の強さだ!と、❷ふたつを関係づけて考えます。
そこで、脳内では『悟空』=『nonstandard』が結びつくことに。
あとは、この二つを感情とセットでメモしたり、口に出したりしながら、憶えるだけ。
これこそが『こじつけ』法であり、最強の『憶え方』です。
「例えば、ポケモンだったらどういえるかな」
「仮に、キムタクならどうやってこの単語つかうだろう」
「たとえば」「仮に」を使いながら、興味やときめきのあるものと単語のイメージをこじつけてしまう。
この習慣こそが、効果的に憶える力をつける秘訣です。