「overtime」と「over time」には、はっきりと意味のちがいがあります。例文を交えながら見てみましょう。
「overtime」:残業、延長戦
「overtime」は、名詞として使う場合が多いです。
「残業、時間外労働」「(スポーツなどの)延長戦」という意味で使われます。
She should work overtime today.
彼女は今日、残業をするべきだ。
The soccer game went into overtime.
そのサッカーの試合は、延長戦に入った。
また、「残業の~、時間外労働の~」「(スポーツなどの)延長戦の~」という意味の形容詞として使うこともできます。
I will get overtime pay.
私は、残業(の)手当をもらえるだろう。
「over time」:時間と共に、時が経つにつれて
「over time 」は、「時間と共に、時が経つにつれて」という意味をもつ副詞句です。
AI technology will improve over time.
AI技術は、時間と共に向上するだろう。
Dementia usually gets worse over time.
認知症は通常、時間が経つにつれて悪化していく。
スペースが空いているかどうかの違いだけでも、意味が大きく変わります。実際の会話のときには、話の流れから判断することが必要ですね。