私も、その一人でした。
英語学習では、「継続」することが大切だと言われています。
ですが、この「継続」という言葉こそが、英語学習における最大の敵。呪いです。
実は、英語学習は続かなくて当たり前。
この記事では、英語学習が続かない理由と、その解決策について紹介します。
そもそも、日本人は真面目すぎる。
「日本人は、本当に真面目だよね」
海外の方から見た日本人は、私たちが思っている以上に真面目。
そして、その真面目さから、「続ける」=毎日必ずしなければいけない。という思いをもってしまっていませんか。
私も、そうでした。
「あ、昨日さぼっちゃったな・・・」という小さな失敗があると、次の日のモチベーションが一気に下がります。
そして、積み重なる数々の挫折。
途中で解くのを辞めてしまった参考書を見る度に、「ああ、やっぱり英語なんて話せるようにならないんだ」という失敗の経験が積み重なっていきます。
【3つの理由】英語学習が続けにくいのは、「当たり前」
英語学習が続けにくいのには、はっきりとした理由があります。
中学校の先生も、高校の先生も、教えてくれませんでした。
まずは、この理由を知ることが大切です。
1.成果が見えにくい
U.S.Dpepartment of Stat(アメリカ国務省)のForeign Service Institute(FSI,外交官養成局)が公表しているリストによると、日本語は最も難しい言語の一つに位置付けられています。
習得に必要な学習時間は、なんと、2,200時間。
英語も言葉ですから、これと同じくらいの時間がかかると考えていいでしょう。
2,200時間の道のりを少しずつ進んでいくわけですから、ゴールは見えません。
成果が見えにくく、「もう、無理・・・」となってしまうわけです。
2.目標設定がうまくいっていない
先ほども言ったように、英語学習の道のりは果てしなく長いです。
2,200時間後をゴールに設定してしまうと、心が折れます。
「英語をネイティブみたいに話せるようになりたい」「日常会話くらいできるようになりたい」「旅行を楽しめるくらいに」
など、それぞれ目標を決めます。
しかし、その目標、実は、あまりはっきりしていない。
何がどのくらいできれば、日常会話ができるといえるのか。
どんな人と、どのくらいの内容の話を日常会話と想定しているのか。
これによって、学ぶ内容も、必要な時間も全然ちがってきます。
目標を決めているようで、決め切れていない。
ここにも落とし穴があります。
3.何をしてよいか分からない
今の時代は、「一億人総英語憧れ」時代です。
当然、その要求に応えるために、たくさんの書籍、サイト、学習ツールが存在します。
人は、選択肢が多すぎると、選ぶことに消極的になってしまいます。
(ジャム実験が有名ですね)
あまりに多すぎる学習の選択肢が、結果として、私たち英語学習者を困らせています。
「何からしたらいいんだろう」「本当にこの学習でいいんだろうか」
そんな不安をもちながら学習を進めていれば、当然、だんだんとやる気がなくなってきますよね。
とっても、よく分かります。
【3つの秘訣】英語学習を辞めないために
それでは、どうすれば英語学習を辞めない自分になれるのか。
1.成果を見えやすくする。
成果は、昨日までできなかったことができるようになると感じることができます。
そのためには、「何ができないか」をはっきりとさせることが大切。
「この単語は、まだ覚えられていないな。チェック!」
「この文法は、よく分からないな。チェック!」
成果を見えやすくするためには、まず、【できないことの見える化】をすることが大切です。
2.目標を具体的に設定する。
できないことの見える化ができたら、次に目標を設定します。
このときに大切なのは、具体的な数値や期間を決めること。
「1か月以内に、この単語帳を7割以上覚えるぞ」
「オンライン英会話を、一週間に3回はする」
など、達成できたかどうかをふりかえりやすい目標だと最高です。
3.小さな習慣をつくる。
これも、とても大切です。
私たちのすべては(脳から体中の筋肉から・・・)、小さな習慣からできあがっています。
「家に帰ったときに、最初に座る場所で人生が決まる」
と、だれか有名な人も言っていましたが、まさにそうなんです。
ちょっとした習慣を変えるだけです。
「歯磨きのときに、英語の歌をきいてみよう」
「夜寝る前に、ベッドの中で英単語を10個やってみよう」
こんな小さな習慣こそが、英語学習でも、とても大切です。
これで、「辞めない!」英語学習ができる
失敗した経験ばかりが積み重なり、「やる気」を失ってしまうことを、学習性無力感といいます。
真面目に「続ける」ことばかりを追い求めると苦しくなるもの。
むしろ、学習性無力感が強まってしまうことだってあります。
「辞めない!英語学習をしよう」というモチベーションに考え方を変えるだけで、あなたの英語学習は生まれ変わります。
みんなで一緒に英語が話せる楽しさを味わいましょう。